よくある質問

ピアノ(音楽)を習う意義やメリットとは何でしょう?

西洋音楽では五線紙に音符が書かれています。これを楽譜と言いますが、これは科学の世界で言うグラフと同じようなものです。これを正確に読み、理解し、実践(演奏)する事は、たやすい事ではありません。しかし、コツコツとこれらの事を繰り返すことによって、音楽だけでなく他の世界への理解力や洞察力も深まっていきます。そして何より、時代というフィルターにかけられながらも生き残ってきた数多くの音楽に直に接する事が出来ます。情緒的な言い方で恥ずかしいのですが、それらは「心に必要な栄養素」と言えるのではないでしょうか。

先日、ぴあの学校の生徒さんのコンサートに行きました。毎年開催されているのでしょうか?

毎年開催している発表会とは別に、こういった特別なコンサートは毎年ではありませんが、折を見て開催致しております。
このような機会を作る事も私共の義務と思っております。

バイエルを教材として使用する事は本当に望ましいのでしょうか?

あるウェブサイトに「バイエルを使用する教師は問題がある」などと書かれていました。実はこの手の意見は、私共の知っている限りでは、今から40年以上前からあった事で、バイエル反対論者の方々にその理由を尋ねると、明確な答えが返ってこないのが実情です。唯一答えらしきものを挙げるとすると、「右手にばかりメロディがまかされていて、左手は伴奏しかしない」から問題なのだそうですが、バイエルを練習しているくらいの初学者に、バッハとまでは行かないにせよ複雑な対位法音楽などを強いる理由や必要性が私共には分かりません。もちろん古い時代に作られたバイエルの教本に一切の問題性がないとは思いませんが、教科書としてみた場合、優秀なものの一つである事は間違いないでしょう。 バイエルの中にも、隠された対旋律や、あえて書かれなかった副旋律はあるのです。それらを生徒さんに示してあげることが出来るかということに加え、この教本は150年以上前に作られたものですから、さすがに現代の感覚からすると修正した方が良いと思われる事柄もあるでしょう。これは何もバイエルに限ったことではなくモーツァルトやベートーヴェンにも言えることです。要はそれら時代のズレをふまえた上で、「いかに音楽を教えるか」という視点に立って考える事こそが重要に思われます。

演奏でミス(失敗)しない方法を教えてください。

残念ながら人間である以上、失敗はつきものです。ただ、緩和する方法がない訳ではありません。ミスは右手と左手の打鍵のタイミングのズレからも起こるようですが、ここでは、ミスが起こりにくくなる方法の一つを手短にお伝えしましょう。まず、大変ゆっくり左手のみの練習をします。次に目を閉じて大変ゆっくり左手のみの練習をします。目を閉じたまま、左手を覚え込むまでこれを繰り返します。マスターしたならば右手を合わせてみてください。曲にもよりますが、この練習をすることで、記憶を確かなものにし、目線を定める一助になり、割と簡単にミスが減ると思われます。そうしてある程度出来上がったものを、一回でも多く、人(家族や友達)に聴いてもらって下さい。ただ本音を申せば、少々のミスなどあまり気にしないほうがいいと思いますが、音楽性より単なる技術的なミスばかりを気にする生徒さんには次のような話をすることがあります。
~公園でも山でもどこでもいいから大きな木を見に行くこと。木のそばに行って見ると傷だらけの幹や、折れている枝に気づくだろう。傷つきながらも何年、何十年と頑張って大きくなって、そして今では安心して鳥や動物たちが集まってくる~

入会金、教材費についておたずねします。

入会金はご不要です。教材費は年間1,000円程度です。
もちろん生徒さんの進度によって、教材費は多少変わってまいります。

月謝は年齢やレベルによって変わりますか?

当教室では未就学児5,500円、小学生以上7,000円で、音大受験などを除き、月謝が上がる事はございません。

生徒さんの進路についてです。やはり音大に行かれる方が多いのでしょうか?

これまでに東京芸大をはじめ、私立音大や国立大学の教育学部音楽科への進学も多数ありますが、当教室では、音楽系でない国公立大学への進学比率も高くなっております。進路に関しましては生徒さんとは話し合いを重ね、情報収集などに努め、少しでもご希望に添えますよう尽力いたします。

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